
軍拡著しい中国をはじめ、テロ、グレーゾーンの戦い、
そして以前は考えられなかった、
サイバー・宇宙空間での戦いを見据えた新防衛大綱。
なんだかこの防衛大綱に中国がプンスカだそうだとニュースに…
いずも型護衛艦を空母化するからだと載せてますが、
私はこれだと思います↓
「中国は、既存の国際秩序とは相容れない独自の主張に基づき、
力を背景とした一方的な現状変更を試みるとともに
東シナ海を始めとする海空域において、
軍事活動を拡大・活発化させている。」
と防衛大綱に記されてる中国。
そりゃお怒りはごもっともですが、
絶賛軍拡中なのは事実ですよね。
というわけで陸自で気になったのが「2個高速滑空弾大隊」
あの島嶼防衛用高速滑空弾がまだ出来ていないにもかかわらず、
部隊編成を行う予定に。
島嶼防衛用高速滑空弾の仕上がりと性能はいかがなものに…。
2個弾道ミサイル防衛隊はイージスアショアでしょうね。
海自では「いずも型護衛艦の空母化」は決定していましたが、
「哨戒艦12隻」
2個群の護衛艦・掃海艦艇部隊に多機能護衛艦(FFM)が含まれるでしょうから、
別の新造艦なんでしょうね。
空自では「1個宇宙領域専門部隊」そして「無人機運用部隊が1個飛行隊」。
今まで空自に無かった部隊。
そして戦闘機の定数が10機増えてます。
F-35Bも40機以上購入するみたいですね。
そして陸海空に含まれない「サイバー防衛部隊」「海上輸送部隊」。
統合運用の下、自衛隊 の部隊等の迅速な機動・展開を行い得るよう、共同の部隊として海上 輸送部隊を保持。
島嶼部への輸送機能を強化するため、中型級船舶(LSV)及び小 型級船舶(LCU)を新たに導入、だそうです。
水陸機動団に入れずに、独立した海上輸送部隊にするのは、
何故なんでしょうね…
矛盾してることもたくさん〜〜
各種事態に即応し、実効的に対処するためには、取得した装備品に
係る高い可動率の確保のため、装備品の維持整備に必要十分な経費を確保する。
とありますが、産業基盤の強靭化と記しつつF-35の国内組み立て中止になりましたよね…。
トイレットペーパー問題に関する項目があったりします(笑)
全ての自衛隊員が高い士気を維持し自らの能力を十分に発揮し続けられるよう、
生活・勤務環境の改善を図るとともに、ワークライフバランスの確保のため、
防衛省・自衛隊における働き方改革を推進する。
と記されつつも最後に…
格段に厳しさを増す財政事情と国民生活に関わる他の予算の重要性 等を勘案し、
防衛力整備の一層の効率化・合理化を図り、経費の抑制に努める。
って…結局どうなんでしょう〜
いずれにしても防衛費を対GDP比1.2%以上にしないと厳しそう。
それに人員定数殆ど変わらないのに部隊が増えるって…
他の部隊が減るのでしょうけど、
自衛隊が内部で今まで行っていた事を民間に委託することが増えるのかも。
もしそうだったら、
自衛隊の自己完結能力の低下に繋がらないか心配です。

上記画像は航空自衛隊Facebookより