
陸上自衛隊の顔とも言うべき車両、軽装甲機動車。
陸自と空自で累計1900輌以上が調達されました。

軽装甲機動車を開発製造したコマツは防衛事業から撤退。
国内企業で軽装甲機動車の後継車を開発という話もなく、
タレス・オーストラリア社のハウケイ装甲車と、
モワク社のイーグル装甲車を購入しテスト中ということだったので、
もうすぐどちらかに決まる?と思っていたのですが音沙汰なし…

上記画像は左/タレス社HP、右/モワク社HPよりより
と思ったら9月末に、自衛隊装甲車の後継に民生用車両を検討、というニュースが。
この自衛隊装甲車というのはもちろん軽装甲機動車の事。
防衛省が初めて民生用の車両を防弾化して導入することを検討だそうで、
来年度、試験用の車両を調達し、2028年度に性能試験を行う方針で、
トヨタ自動車の「ランドクルーザー」2車種と、
いすゞ自動車の「D-MAX」の計3車種を数台ずつ調達することを検討しているそう。
高機動車製造のトヨタからと、自衛隊トラック製造のいすゞから。
あれれっ、パジェロジープの三菱からは無かったんでしょうか。
三菱もピックアップトラック作ってるのに?

上記画像はトヨタ自動車WEBサイトより ランドクルーザー70

上記画像はいすゞ自動車HPニュースルームより
しかしなんですね、
現状の車両に防弾版や防弾ガラス装着ではなく、
パジェロジープのように専用車両になるでしょうから、大変そうですね。
かなり重たくなりますから足回りも強化されるでしょうし。
基本の定員は4名で車重約4.5tの軽装甲機動車。
海外製でトストを行った2車種は、どちらも軽装甲機動車の後継には大きすぎたんでしょうね。
今回のニュースでは、
今回の検討の背景には従来の車両メーカーが事業から撤退したことや、
別の業者との見積もりで想定を超える高額になったこと。
ということなので海外メーカー車両が高額すぎたみたいです。
さて、どんな車両になるのでしょうか。
ランドクルーザー70の復活販売は、
自衛隊からの受注を狙ったものという噂もありますし、
私的には世界のトヨタの本気を見てみたいです。